伊勢物語その1

 

第1回 しのぶのみだれ

cap 2014-11-17 10.59.19

昔ある男が元服をして一人前の男の姿となって、奈良の春日へ鷹狩に行きました。

その人里にういういしい優雅な姉妹が住んでおりました。

この男はもののすきまから二人の姿をのぞき見てしまいます。

そしてせいいっぱい大人のふりをして着ていた狩衣の裾を切って、

歌に添えて贈ります。

 

春日の若紫のすり衣 しのぶのみだれ かぎり知られず

 

このうたを詠んで贈ったのは着ていた狩衣の模様が、しのぶ摺りであったため、男の気持ちを送ることばとして贈ります。

これは下の歌、古今集にある源順(みなもとのしたごう)の歌と同じ趣です。

 

みちのくの しのぶもぢずり 誰れゆえに みだれそめにし 我ならなくに

 

昔の男はこのように風雅なことをしたものです。

 

干菓子 しのぶのみだれ

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「しのぶのみだれ」をテーマに創られた干菓子です。

白は物語中の姉妹の着物のたもとをイメージして、ういういしさと優雅さを表現しました。

 

紫は千々に乱るる心の風景を重ねております。


 

 

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